【改善事例】(野球肘・肘の内側の痛み)中学生・野球部男子:投球時に肘の内側が痛む
「ボールを全力で投げると、肘の内側にピキッと激痛が走る」
「遠投や全力投球ができず、かばいながら投げるせいで制球や球速も落ちてしまっている」
投球時の肘の痛み(野球肘)に悩み、大好きな野球を全力でプレーできない状態が続いていませんか?
今回は、湿布やノースロー(投球休止)を指示されてしばらく休んだものの、投げ始めるとすぐに肘の内側の激痛が再発し、「このままではレギュラーから外されてしまう」「試合で思い切り投げたい」と焦りと不安を抱えていた中学生男子選手(野球部・ピッチャー&内野手)が、当院のバイオメカニクス(運動力学)アプローチによって根本改善され、全力投球へ完全復帰された事例をご紹介いたします。
■症例概要:中学生男子・野球部(14歳)
鹿児島市内の中学校に通う14歳(中学2年生)、野球部でピッチャーと内野手を兼任している男子選手の事例です(保護者様と一緒にご来院)。
ご来院の約2ヶ月前、部活動での投球練習中に全力でボールをリリースした瞬間、右肘の内側に「ピキッ」とズキズキする激痛が出現。最初は我慢しながら投げていたものの、徐々に投球フォームが崩れ、遠投や全力投球はもちろん、短い距離のキャッチボールですら肘の内側に強い痛みが走る状態に悪化いたしました。
整形外科を受診したところ、「内側型野球肘(内側側副靭帯・前腕屈筋群の付着部障害)」と診断され、「少なくとも1ヶ月は投球を完全に休止し、湿布を貼って静養しなさい」と指示されました。
指示通りノースロー期間を守り、痛みが引いたため投球を再開したものの、少し強めにボールを投げた瞬間に再び肘の内側に激痛が再発。「投球を休むだけでは治らないのではないか」「ライバルに差をつけられてしまう」とご本人・保護者様ともに強い焦りと不安を抱かれ、痛みの真原因からの根本改善を求めて当院にご来院されました。
■施術前の状態・バイオメカニクス的評価
内側型野球肘は、投球動作の「レイトコッキング期〜アクセラレーション期(腕を後ろから前へ振る瞬間)」において、肘関節に強烈な外反(外側に折れ曲がる)ストレスと牽引(引き引き伸ばされる)ストレスがかかることで発生します。当院では痛む肘だけを見るのではなく、投球動作全体における「全身の運動連鎖(キネティックチェーン)」を評価いたしました。
評価の結果、以下の3つの構造的・運動学的な連動性の破綻が判明いたしました。
① 股関節(踏み込み足・軸足)の可動域制限とタメの不足
軸足でのタメや、踏み込み足(左足)の股関節内旋・屈曲運動がガチガチに硬化していました。下半身で生み出した位置エネルギーや地面反力を上半身へスムーズに伝達できず、下半身のパワーを殺した状態で投げざるを得ない身体になっていました。
② 胸郭(あばら骨)のしなり不全と肩甲骨の上方滑り障害
猫背姿勢や胸椎の可動性低下により、投球時に胸(胸郭)を前に張り出して「胸を張る(しなりを作る)」動きができていませんでした。胸がしならず肩甲骨が固まっているため、腕の振りだけで無理やりボールを前へ押し出そうとする「手投げ」フォームになっていました。
③ 肘関節の外反ストレス増大と前腕屈筋群・内側側副靭帯への集中過負荷
下半身と胸郭が使えない状態で腕を振るため、しなりのしわ寄せがすべて「肘関節」に集中。腕が遅れて出てくる際に肘内側の内側側副靭帯(MCL)や前腕屈筋・旋内筋群の付着部へ殺人的な引っ張りストレスがかかり、微細損傷と激しい炎症を引き起こしていました。
■施術と改善への道のり
炎症を起こして激痛が出ている肘の内側を強引に強く揉んだり、無理に肘を引き伸ばすような施術は、損傷した靭帯や筋肉の組織を悪化させるため絶対に行いません。当院では、肘にかかるストレスをゼロにするための段階的アプローチを行いました。
【初期(1〜3回目):肘内側の消炎鎮痛と前腕・胸郭の滑走アプローチ】
まずは前腕屈筋群や上腕の深層筋膜を優しくリリースし、肘の内側に持続的にかかっていた牽引ストレスを解放。併せて、固まっていた胸郭(胸の骨)と肩甲骨の可動性を広げる施術を実施しました。
3回目の施術後には、日常で腕を曲げ伸ばしした際の痛みや違和感が完全に解消されました。
【中期(4〜6回目):股関節アライメント補正と「全身を使った投球フォーム」の再教育】
下半身のパワーを上体へ伝えるため、股関節の柔軟性を高める骨盤・股関節アライメント矯正を実施。さらに、当院オリジナルの「肘に負担をかけない体幹投球アプローチ」を指導し、下半身から胸郭、肩、肘へとスムーズに力が抜ける運動パターン(キネティックチェーン)を叩き込みました。
この段階でネット投げや短い距離での段階的なキャッチボールを許可し、肘に痛みが出ないことを確認しました。
【後期(7〜9回目):遠投・全力投球でのフォーム定着と完全競技復帰】
マウンドからの本格的な投球練習や全力投球を実施。下半身主導の連動フォームが定着したことで、全力でストレートや変化球を投げ込んでも肘の内側の痛みは一切出現しなくなりました。計9回の施術を重ねることで、見事に部活動への完全復帰を果たしました!
■改善後の生活の変化
「病院で練習を休むように言われて休んでも、投げるとすぐ痛くなって諦めかけていました。でもアスラボさんで股関節や胸の動きを整えてもらい、肘に負担のかからない投げ方を教えてもらってから、全く痛むことなく全力で投げられるようになりました!球速も以前より上がって試合で抑えられました!」と、大変力強く誇らしげな笑顔で報告してくれました。
保護者様からも「休ませるだけでは治らなかった理由が投球メカニズムを聞いてすごく納得できました。痛みを気にせず楽しそうに野球をする姿が見れて本当に嬉しいです」とお喜びの声をいただきました。
■専門家からのアドバイス:野球肘・肘の痛みでお悩みの方へ
野球肘は「ただ投球を休む」「肘に湿布を貼る」だけでは根本解決しません。ノースローで痛みが引いても、痛みの真原因である「股関節や胸郭の硬さ」や「肘だけに負担が集中する手投げフォーム」を改善しなければ、練習を再開した瞬間に必ず痛みが再発します。
「投げると肘の内側が痛い」「ノースロー期間が終わっても痛みが引かない」「怪我をする前よりも良いフォームで完全復帰したい」とお悩みの選手・保護者様は、運動力学(バイオメカニクス)に基づきフォームと身体を根本から整える鹿児島市のアスラボ.鍼灸整骨院にぜひご相談ください。
■店舗情報・アクセス
当院は鹿児島市内に3店舗を展開しております。お近くの店舗へお気軽にお問い合わせください。
アスラボ.鍼灸整骨院 吉野院
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