■症例概要
50代後半の女性患者様の事例です。1年ほど前から、階段を下りる際に「膝のお皿の奥や内側」にピキッと痛みが走るようになりました。ここ数ヶ月で症状が進行し、椅子から立ち上がる瞬間や、床からの立ち上がりでもズキッと激痛が走るように。大好きな旅行や趣味のヨガを諦め、整形外科で「初期の変形性膝関節症。軟骨が少しすり減っているから上手く付き合うしかない」と言われ、強いショックと不安を抱えて当院にご来院されました。
■施術前の状態
詳しくお身体の動きを分析したところ、単なる膝の筋力不足ではなく、「骨盤のゆがみ」が最大の原因でした。 骨盤が左右非対称に傾くことで、歩行時に右膝だけが内側に入り込む「ニーイン」の癖が定着。これにより、体重の衝撃が膝の内側だけに集中し、関節を包む膜(関節包)や周囲の腱に慢性的な摩擦と炎症を引き起こしていました。膝を曲げきる柔軟性も低下しており、「痛くて正座が全くできない」と深く悩まれていました。
■施術と改善への道のり
すり減った軟骨を元に戻すことはできませんが、「膝への異常な集中負荷」を止めることは十分に可能です。 初診時は、まず右膝に過度な体重をかけていた原因である「骨盤と股関節のゆがみ」をリセットする骨盤矯正から開始しました。左右の足に均等に体重が乗る環境を作った上で、硬化して膝関節を圧迫していた太もも(大腿四頭筋)やお尻の深層筋肉へ的確に手技アプローチを施し、柔軟性を取り戻していきました。 あわせて、日常での歩き方の癖を修正するため、膝とつま先をまっすぐ向けて歩く「重心移動の指導」と、自宅でできる膝の負担を減らすストレッチを伝授。5回目の施術を迎える頃には、階段を下りる際の鋭い激痛が大幅に減少していきました。
■改善後の生活の変化
計9回の施術を重ねることで、立ち上がりや階段での膝の痛みは完全に消失。関節の連動性が戻ったことで、数ヶ月間できなかった正座もスムーズにできるようになりました。 「もう歳だからと半分諦めていましたが、また普通に階段をトントン下りられるようになって本当に嬉しいです!これで孫とのお出かけも思い切り楽しめます」と、本当に嬉しそうな笑顔でお話ししてくださいました。現在は、変形をこれ以上進行させず、一生自分の足でスタスタ歩き続けるため、定期的な骨盤メンテナンスと体幹・太ももの筋力トレーニング(ラボでの運動療法)を継続されています。
膝の痛みは、「軟骨のせい」「加齢のせい」だけではありません。本質は、骨盤のゆがみからくる「間違った膝への負担」にあります。変形が深刻化して手遅れになる前に、歩き始めの違和感を覚えたら、ぜひ一度アスラボ.鍼灸整骨院にご相談ください。
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