【改善事例】30代男性:吊り革につかまると腕がシビれる、指先の冷えとだるさでPC作業が続かない不調(胸郭出口症候群)
■症例概要
30代前半、IT企業で1日10時間以上パソコン作業を行っている男性患者様の事例です。2ヶ月ほど前から、作業中に右の首から肩、腕にかけて重だるい痛みを覚え始めました。症状は徐々に悪化し、吊り革につかまるように腕を上に挙げたり、胸を張る動作をとると、肘から手先にかけてピリピリとしたシビレと冷感が走るように。整形外科では「骨には異常がない」と言われ、湿布と飲み薬で経過を見ていましたが改善せず、仕事に支障が出るレベルになったため「このまま手が動かなくなったらどうしよう」と強い焦りを感じて当院にご来院されました。
■施術前の状態
詳しくお身体のアライメントや腕の神経走行(バイオメカニクス)を分析したところ、長時間のデスクワークによって骨盤が後ろに倒れ、肩が内側に強く巻き込んだ「重度の巻き肩・猫背姿勢」になっていました。 この姿勢崩れにより、鎖骨の下や胸の筋肉(小胸筋)、首の深層筋(斜角筋)がカチカチに縮こまり、首から腕へと伸びる太い神経束(腕神経叢)と血管をギューギューと直接挟み込んで押し潰している状態(胸郭出口での圧迫)でした。腕を挙げると神経が余計に引っ張られ、激しいシビレや冷えを引き起こしている根本原因でした。
■施術と改善への道のり
神経と血管の通り道(胸郭出口)の狭窄を解消するため、まずは根本原因である「骨盤と肩甲骨のゆがみ」を正す骨格矯正から開始しました。 骨盤をしっかりと立て、外側に開いて固定されていた肩甲骨を本来の正しい位置へと戻すことで、内側に入り込んでいた肩を自然とひらき、鎖骨周辺の狭くなっていたスペースを確保(アライメント修復)していきます。 土台が整った段階で、神経を圧迫していた首・胸の深層筋肉(斜角筋群・小胸筋)へ的確に手技アプローチを施し、しなやかな柔軟性を取り戻していきました。 あわせて、オフィスでの再発を防ぐため、PCモニターの高さやキーボードの配置などデスク環境の改善指導を行い、仕事の合間に胸をひらく「胸郭拡張ストレッチ」を伝授。3回目の施術を迎える頃には、吊り革につかまった際の腕のシビレが明らかに軽くなっていきました。
■改善後の生活の変化
計7回の施術を重ねることで、腕を挙げた際のシビレや手先の不快な冷感・重だるさは完全に消失しました。 「手のシビレで集中力が切れ、仕事の効率が落ちていたのが本当にストレスでした。薬を飲んでもダメだったのが、姿勢と肩甲骨を整えてもらっただけでこんなにスッキリ解消するなんて驚きです!」と、本当に晴れやかな笑顔でお話ししてくださいました。現在は、再び巻き肩になって神経の通り道を潰さないよう、正しい姿勢の定着と定期的な骨盤・肩甲骨メンテナンスを継続されています。
腕や手先のシビレ・冷えは、首や肩を揉むだけ、あるいは湿布を貼るだけでは根本的な解決にはなりません。本質的な原因は、骨盤のゆがみや巻き肩によって「神経と血管の通り道が物理的に押し潰されていること」にあります。手先へのシビレや不快なだるさを少しでも感じたら、症状が重化して感覚が鈍くなる前に、ぜひ一度アスラボ.鍼灸整骨院にご相談ください。
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