【改善事例】(胸郭出口症候群・腕のしびれ)30代男性:つり革につかまるときに腕や手がしびれる
「電車やバスでつり革につかまったり、腕を上に挙げると腕から手先にかけてジーンと痺れる」
「洗濯物を干したり、高いところの物を取ろうとすると腕が重だるく力が入らなくなる」
腕を挙げる動作で生じる腕や手のしびれ・冷感・重だるさに悩んでいませんか?
今回は、病院(整形外科)で「胸郭出口症候群」と診断され、シップやビタミン剤、湿布を処方されたものの変化がなく、「このまま手のしびれが悪化して仕事や運転に支障が出たらどうしよう」と不安を抱いていた30代男性(ITエンジニア・デスクワーク)が、当院のバイオメカニクス(運動力学)アプローチによって根本改善された事例をご紹介いたします。
■症例概要:30代男性・ITエンジニア(デスクワーク・電車通勤)
鹿児島市内に在住の30代前半、日常的に長時間のパソコン作業を行い、電車で通勤されている男性患者様の事例です。
ご来院の約半年前から、通勤電車でつり革につかまる際や、ドライヤーで髪を乾かすときなど、腕を肩より高く挙げる動作を行うと、右腕の肘から手先(特に薬指・小指側)にかけてビリビリとしたしびれと冷感、力が入らないようなだるさが出現するようになりました。
整形外科を受診し、レントゲンやMRI検査を受けた結果、骨や頸椎ヘルニア等には顕著な異常は見られず、徒手検査(ライトテスト・モーリーテスト)によって「胸郭出口症候群(斜角筋症候群・小胸筋症候群)」と診断されました。ビタミンB12製剤やシップを処方され、「なるべく腕を挙げる動作を控え、安静にしてください」と指導されました。
しかし、デスクワーク中も猫背になると腕全体に重だるさが広がり、仕事に集中できない状態が継続。「腕を挙げないように注意しても根本解決にならない」「手術や薬に頼らず、姿勢や骨格からしっかり治したい」と強い希望を持って当院にご来院されました。
■施術前の状態・バイオメカニクス的評価
胸郭出口症候群は、首から腕・手に向かって走る重要な神経(腕神経叢)や血管(鎖骨下動脈・静脈)が、「① 斜角筋隙(首の横)」「② 肋鎖隙(鎖骨と第1肋骨の間)」「③ 小胸筋下隙(胸の奥)」のいずれか、または複数の隙間で挟み込まれたり引き引き引き延ばされる(牽引・圧迫)ことで発生します。
当院で首・肩・胸郭・肩甲骨の連動性(キネティックチェーン)を詳細に評価した結果、以下の3つの構造的・運動学的な問題が判明いたしました。
① 巻き肩・猫背に伴う「鎖骨と第1肋骨の狭小化(肋鎖隙絞扼)」
長時間のデスクワーク姿勢により、肩甲骨が外側へ開き、肩関節が内側へ巻き込む「巻き肩」が定着していました。これにより鎖骨が下方へ押し下げられ、さらに息を吸う際に挙上したまま固まった「第1肋骨」との隙間(肋鎖隙)が潰れ、神経と血管を直接圧迫していました。
② 小胸筋・斜角筋の過緊張による「神経・血管の多重トラップ」
頭部が前方へ突き出たストレートネック姿勢を庇うため、首の側面の「斜角筋」と、胸の奥にある「小胸筋」がガチガチに短縮・滑走障害を起こしていました。腕を挙げる(バンザイ動作)ことで、短縮した小胸筋が神経・血管をテコの原理で強く引き延ばし、激しいしびれと虚血(冷感)を引き起こしていました。
③ 肩甲骨の上位回旋・上方滑り障害と胸郭可動性の低下
腕を上にあげる際、本来であれば肩甲骨が上方へスムーズに回旋・滑走しなければなりません。しかし、前鋸筋や菱形筋の機能不全によって肩甲骨が固定され、腕をあげる動作の負担がすべて首・鎖骨周辺へ集中していました。
■施術と改善への道のり
しびれが出ている腕や、過剰に緊張している首・胸まわりを強い力で力任せに揉みほぐすことは、圧迫された神経をさらに損傷させ、症状を悪化させるリスクがあるため絶対に行いません。当院では、繊細な手技で鎖骨・肋骨・肩甲骨のアライメントを整え、神経の通り道を広げる段階的アプローチを行いました。
【初期(1〜3回目):第1肋骨・鎖骨のアライメント調整と神経絞扼の解除】
まずは呼吸と共に固まっていた第1肋骨の下方滑走と、鎖骨の微小な位置をソフトな手技で調整。鎖骨と第1肋骨の間隙(肋鎖隙)を物理的に広げ、神経・血管への直接的な圧迫ストレスを解放していきました。
同時に、小胸筋や斜角筋の筋膜リリースを実施。3回目の施術後には、つり革につかまった際のピリピリとした激しいしびれの強さが半減いたしました。
【中期(4〜7回目):巻き肩補正と肩甲骨可動域の獲得】
内側に入り込んでいた肩関節の位置を正しい位置へ戻し、固まっていた胸郭(あばら骨)の拡張性を回復。腕を挙げる際に肩甲骨が正しく連動して上方回旋する運動パターンを再構築していきました。
この段階で、ドライヤーを使ったり高い所の物を取る際にもしびれが出なくなり、デスクワーク中の腕の重だるさも大幅に改善されました。
【後期(8〜10回目):体幹・肩甲帯の連動定着と再発予防】
長時間のデスクワークでも巻き肩や猫背に戻らない体幹のインナーマッスルと肩甲骨周囲筋のトレーニングを導入。計10回の施術を重ねることで、つり革につかまっても、どんな角度に腕を挙げても腕や手のしびれ・だるさは完全に消失し、不安なく快適に仕事や通勤が行える状態へ完全回復いたしました!
■改善後の生活の変化
「毎朝の通勤でつり革につかまるたびに腕が痺れて途中で腕を下ろさざるを得ず、仕事中もだるさに悩まされていました。アスラボさんで鎖骨や肋骨のズレ、姿勢を整えてもらってから、驚くほどしびれが消えて腕が楽に挙がるようになりました!もうつり革につかまっても全く問題ありません!」と、大変喜ばしい笑顔でお話ししてくださいました。
現在はデスクワークによる姿勢の乱れを防ぐため、定期的なメンテナンス通院を継続されています。
■専門家からのアドバイス:胸郭出口症候群・腕のしびれでお悩みの方へ
腕を挙げたときのしびれや冷感、重だるさは、「胸郭出口症候群」の典型的なサインです。湿布やビタミン剤で様子を見たり、原因である「巻き肩」「第1肋骨・鎖骨のズレ」「肩甲骨の連動不全」を放置したまま腕を使っていると、しびれが慢性化し、握力低下や手の筋肉の萎縮に繋がる恐れがあります。
「つり革につかまると手が痺れる」「病院で湿布をもらったが治らない」とお悩みの方は、原因を放置せず、骨格整復と運動メカニズム(バイオメカニクス)から根本改善へアプローチする鹿児島市のアスラボ.鍼灸整骨院にぜひご相談ください。
■店舗情報・アクセス
当院は鹿児島市内に3店舗を展開しております。お近くの店舗へお気軽にお問い合わせください。
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