■症例概要
40代半ば、週末のゴルフが趣味であり、日常的にデスクワークや荷物の持ち運びも多い男性患者様の事例です。2ヶ月ほど前から、ゴルフの練習でボールを打った瞬間に「右肘の内側」にピキッと痛みが走るようになりました。最初は一時的なものと思っていましたが、次第に日常生活にも支障が出始め、パソコンのキーボードを強く叩く動作や、机の上の書類を持ち上げる、雑巾を絞る、といった何気ない動作でも手首を返した瞬間にズキッと激痛が走るように。「このままでは大好きなゴルフを続けられなくなる」と強い焦りを感じて当院にご来院されました。
■施術前の状態
詳しくお身体の動き(バイオメカニクス)を分析したところ、右肘の内側の骨の突起(外側上顆)にある、手首を曲げるための筋肉(屈筋筋群など)の付け根に、強い炎症と押すと激しく痛むポイント(圧痛)が確認されました。 さらに根本的な原因を突き詰めると、長時間のデスクワークによる「巻き肩」の影響で肩甲骨の動きが完全にロックされており、腕を動かす際、本来なら「肩・肩甲骨」が分散してくれるはずの衝撃や負荷が、すべて「肘」にダイレクトに集中してしまっていました。さらに、手首のインナーマッスルの弱化により、インパクトの瞬間に手首がグラつき、肘の筋肉を異常に引っ張り続けている状態でした。
■施術と改善への道のり
肘の内側は血管が少なく、一度炎症を起こすと組織の修復に時間がかかる特徴があります。そのため、まずは炎症を最小限に抑える処置を行い、同時に肘へのストレスを無くすために「骨盤と肩甲骨のゆがみ」をリセットする骨格矯正から開始しました。 土台となる骨盤から背骨、そして肩甲骨の連動性(アライメント)を正しい位置へ整えることで、腕全体がスムーズに連動して動く環境を作っていきます。その上で、肘を引っ張ってカチカチになっていた前腕の深層筋肉へ的確に手技アプローチを施し、滑らかな柔軟性を取り戻していきました。 また、当院の強みである運動療法(ラボ機能)として、インパクト時に負けない「手首のインナーマッスルを強化するエクササイズ」や、肩甲骨を大きく使ってスイングするための動作指導も徹底しました。4回目の施術を迎える頃には、日常で物を持ち上げる際の鋭い激痛が大幅に減少していきました。
■改善後の生活の変化
計8回の施術を重ねることで、日常動作での肘の痛みは完全に消失。ゴルフのスイングを行っても、肘の内側に違和感すら出ない状態まで回復されました。 「クラブを握るのも怖かった状態から、今では痛みを一切気にせずフルスイングできるようになりました!しかも肩甲骨から動かせるようになったおかげで、以前より飛距離が伸びてショットの安定感も増しました」と、本当に嬉しそうな満面の笑顔でお話ししてくださいました。現在は、怪我をしないタフなスイングを維持し、さらにパフォーマンスを向上させるため、定期的な骨盤メンテナンスと体幹・肩甲骨のトレーニングを継続されています。
肘の痛みは、痛む場所に湿布を貼ったりマッサージをしたりするだけでは、動かし始めた途端に再発を繰り返してしまいます。本質的な原因は、肩甲骨のロックや体幹からの連動性の崩れにあります。「歳のせい、使いすぎだからと諦める」前に、ぜひ一度、身体の動かし方から根本改善を目指すアスラボ.鍼灸整骨院にご相談ください。
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