■症例概要
40代前半、デスクワークをメインに、家事や育児で毎日忙しく過ごされている女性の患者様の事例です。3週間ほど前から、ふとした瞬間に「右側の脇腹からあばら骨のあたり」にかけて、チクチクとした痛みを覚え始めました。日に日に症状は強くなり、最近では深呼吸をしたり、後ろの物を取ろうと体をひねったり、咳やくしゃみをした瞬間にズキッと鋭い激痛が走るように。内科の検査では「骨や内臓に異常はない」と言われ、原因が分からず「このままこの激痛と付き合っていくのか」と強い不安を抱えて当院にご来院されました。
■施術前の状態
詳しくお身体のバランスや呼吸時の胸の動き(バイオメカニクス)を分析したところ、長時間のパソコン作業によって骨盤が後ろに倒れ、背中が丸まった「極度の猫背・巻き肩」の姿勢が定着していました。 背骨(胸椎)の動きがロックされた結果、あばら骨全体で構成される「胸郭(きょうかく)」が硬く萎縮し、左右のバランスが崩れて歪んでいました。この胸郭の歪みのせいで、肋骨の隙間を走る「肋間神経」が周囲の筋肉(肋間筋)にギューギューと直接挟み込まれて圧迫され、息を吸って胸が広がるたびに電撃のような激痛を引き起こしている根本原因でした。
■施術と改善への道のり
神経を締め付けているあばらまわりの緊張を解くため、まずはすべての土台である「骨盤矯正」から開始しました。後ろに倒れていた骨盤を正しい位置へと立て、背骨本来の綺麗なS字カーブを取り戻すことで、縮こまっていた胸郭を自然と広げられる環境(アライメント)へと修正していきます。 土台が整った段階で、カチカチにロックされていた背骨(胸椎)の関節を優しく解放し、神経を直接圧迫していた肋骨まわりの深層筋肉へ的確に手技アプローチを施して柔軟性を取り戻していきました。 あわせて、日常での再発を防ぐため、デスクワーク時の正しい座り方の指導や、自宅やオフィスの合間にできる「胸郭を広げて深い呼吸を促すセルフストレッチ」を伝授。4回目の施術を迎える頃には、深呼吸をしたときのあばらの突っ張り感や、不意な動作での鋭い激痛が劇的に減少していきました。
■改善後の生活の変化
計7回の施術を重ねることで、呼吸時や体をひねったとき、寝返りを打ったときにあばらに走る痛みは完全に消失しました。 「病院で異常なしと言われたときは絶望しましたが、原因が姿勢のゆがみだと分かって納得できました。今では思い切り息を吸い込めるし、痛みを気にせず仕事も家事もサクサクこなせて本当に幸せです!」と、本当に晴れやかな素晴らしい笑顔でお話ししてくださいました。現在は、二度と胸郭を潰して神経を圧迫させない美しい姿勢をキープするため、定期的な骨盤メンテナンスと体幹のエクササイズを継続されています。
あばらまわりの突発的な激痛やチクチク感は、骨や内臓の異常だけでなく、骨盤のゆがみによって胸郭が変形し、神経を押し潰しているケースが非常に多くあります。「湿布を貼って様子を見る」だけでは根本的な解決にはなりません。体に不意な動きを入れた際、あばらに少しでもピキッとした違和感を覚えたら、ぜひ一度、身体全体の連動性を正すアスラボ.鍼灸整骨院にご相談ください。
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