アスラボ.鍼灸整骨院紫原院

腱鞘炎について

アスラボ.鍼灸整骨院「腱鞘炎」治療方針と考え方

腱鞘炎に対する基本的な考え方

「手首の使いすぎ」の裏にある、局所的な力学的ストレスの集中

当院では、腱鞘炎(代表的な親指側のドケルバン病など)を、単なる「手の使いすぎ」による結果とは捉えません。本当の原因は、手首や肘、さらには肩や肩甲骨といった「上肢帯全体の運動連鎖(アライメント)の崩れによって、手首の特定の腱に力学的ストレスが集中したこと」にあると考えます。

腱鞘炎が発生する主なバイオメカニクス的要因は以下の通りです。

 

  • ・手関節の変位(ニュートラルポジションの喪失): スマートフォン、パソコン、育児での抱っこなどで手首が小指側に折れたり(尺屈)、掌側に曲がった(掌屈)状態が続くと、腱を保護するトンネル(腱鞘)に対して、腱が常に引きずり回されるように斜めの角度で擦れ合います。この摩擦が過剰な熱と炎症を生みます。
  • ・対立動作(つまむ動き)のアライメント不全: 親指は他の4本の指と向かい合う「対立運動」という極めて自由度の高い動きができます。しかし、親指の付け根の関節(CM関節)が歪んでグラグラになると、親指を動かす際、本来サボるべき細い腱が代償的に過剰に働き、腱鞘に急激なストレスがかかります。
  • ・上肢全体の連動性低下(近位のサボり): 肩関節や肩甲骨、肘関節が本来の柔軟性を失って固まっていると、物を書く、包丁を使う、ハサミを動かすといった日常動作のすべてを「手首だけの動き(末梢優位)」で解決せざるを得なくなり、腱鞘が許容容量オーバーを起こします。

当院は、痛む手首だけを処置するのではなく、この「なぜそこまで腱を酷使する必要があったのか」という構造的エラーをバイオメカニクスで紐解きます。

 

バイオメカニクス(アライメントと運動連鎖)の評価

デリケートな腱鞘の治療においては、過剰な負荷を特定するための緻密な評価が不可欠です。

 

  • ・手関節・手指の3次元アライメント評価: 手根骨(手首の骨)や親指の骨のアライメントを評価し、腱が滑走する際に不自然な摩擦(アングルストレス)が生じる配置になっていないかを分析します。
  • ・上肢キネティックチェーン(運動連鎖)テスト: 前腕を内側にねじる(回内)動作や、肘・肩の柔軟性をチェックし、手首に代償動作(肩代わり)を強いている大元の関節を突き止めます。
  • ・動作中のグリップ力・把持姿勢の分析: ペンやスマートフォン、あるいはフライパン等を握る動作時の腕全体の力学バランスを観察し、効率的な筋力出力が行われているかを評価します。

アスラボ.式「腱鞘炎根本改善」治療方針

手首の鋭い炎症を早期に引かせる局所アプローチ(ミクロ)と、手首を完全にフリーにする上肢全体のバランス調整(マクロ)の3ステップを行います。

 

① 急性消炎と腱の滑走性(スライド)改善(消炎物理療法・鍼灸)

物を持つだけでも響くような鋭い痛みを、組織への物理的負荷を取り除くことで早期に鎮静化します。

  • ・アプローチ: 炎症を起こしている腱鞘(ドケルバン病の第一コンパートメントなど)に対し、直接的な鍼治療や組織修復を促進する超音波療法を行います。また、前腕の硬化して縮んでしまった筋肉を緩めます。
  • ・目的: 腱鞘内の内圧(腫れ)を引かせ、腱がトンネルの中を滑るスペースを物理的に広げて痛みのセンサー(受容器)の興奮を鎮めます。

 

② 手根骨および前腕の機能改善(骨格・筋膜リリース)

腱が本来通るべき「真っ直ぐなルート」を関節の位置を正すことで再構築します。

  • ・アプローチ: 歪んだ手根骨や親指の関節の調整、さらに前腕の筋膜の引っ張りを解消する筋膜リリース。
  • ・目的: 手首をどちらに動かしても、腱が腱鞘の壁に強く擦り付けられない「摩擦を最小限に抑える構造」を整えます。

 

③ 全身で手をコントロールする動作の定着(アストレ)

手首に負担のかからない「疲れない手の使い方」をマスターして再発を防ぎます。

  • ・アプローチ: 独自のトレーニング「アストレ」により、肩甲骨の安定化や胸郭(背骨や肋骨)の連動性を引き出し、前腕のインナーマッスルを活性化させます。
  • ・目的: 日常動作において「手首だけで動かす」悪いクセを解消し、腕全体・身体全体で手をリードして動かせる脳の出力パターンを確立します。

患者様へのメッセージ:サポーターや湿布に頼り切る生活から抜け出そう

「痛いけれど手を使わないわけにはいかないから、湿布やサポーターで誤魔化している」という方は非常に多いです。しかし、手首の骨格バランス(アライメント)や身体の使い方が悪いままだと、痛みが引いても再発を繰り返し、やがて関節の変形や強い可動域制限に繋がってしまいます。

腱鞘炎は、バイオメカニクスの専門家である当院の視点からすれば、身体全体の運動エラーが最も繊細な手首に現れているに過ぎません。手首にかかる過剰なストレスを根本から取り除き、仕事や家事、子育てを思い切り笑顔で頑張れる手を取り戻しましょう。

 

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院名 アスラボ.鍼灸整骨院 紫原院
所在地 〒890-0082 鹿児島県鹿児島市紫原5丁目18−8
電話番号 099-821-0588
営業時間 月曜15:30~20:00
火曜〜金曜10:00~12:30 15:30~20:00
土曜:10:00~12:30 15:30~17:00
定休日 日曜日
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